SURGERY
当院は様々な外科手術に対応しております。
検査・入院・手術が必要と判断した場合は、必要性・費用・リスクなどについて、十分なご説明とご相談をさせて頂き、
また飼い主様のご希望をしっかりとお伺いしたうえで実施しますので、ご安心ください。
THUNDERBEAT(サンダービート)は血管封止や組織の切開・剥離を行う最新鋭の外科手術用エネルギーデバイスです。
『超音波凝固切開装置USG-400』および『高周波焼灼電源装置ESG-400』と組み合わせることで、血管封止に優れるバイポーラ高周波エネルギーと組織の切開・剥離に優れる超音波エネルギーを同時出力し、シーリングシステムとして迅速な内視鏡手術や開腹手術を可能にします。
サンダービートの特徴
手術時間が大幅に短縮されるため、動物たちへの負担が減少します。
身体の中に極力、縫合糸(異物)を残さない手術が可能です。
安全かつ確実に止血・切開が可能であるため、難易度の高い手術もより安全に行うことが可能です。
去勢・避妊手術から悪性腫瘍摘出手術など様々な手術で使用可能です。
一般的には「胃カメラ」と呼ばれることもあり、太さ5.9mm、長さ1100mmのスコープを挿入し、胃や小腸・大腸などの消化管を肉眼的に観察する検査の事です。体格や内視鏡の太さによって異なりますが口から咽頭を経て気道、食道や胃、十二指腸のあたりまで見ることができます。
逆に肛門からアプローチして、結腸や直腸も見ることもできます。
内視鏡検査のメリット
全身麻酔は必要ですが体の内側から直接見ることができ、手術のようにメスを入れることなく検査することができます。
胃や腸を内側から直接観察し、手術の必要なく組織を採取し検査することが出来ます。
胃の中の異物を、お腹を切らずに取り出すことが出来ます。
手術のような痛み、入院も必要ありませんので動物に負担をかけません。
内視鏡で検査する症状
● 嘔吐、吐血、小腸性下痢、食欲不振、体重減少などの消化器症状がみられる疾患
● 原因不明の低タンパク血症(低アルブミン血症)
● レントゲンや超音波の画像で異常な所が見られる
● 異物の摘出
● 出血部位の特定などです。
内視鏡で診断できる病気の例
胃潰瘍
食道・胃の腫瘍
胃瘻チューブ設置
幽門狭窄
腸リンパ管拡張症
腸リンパ腫
尿道腫瘍
鼻咽頭狭窄
術前検査〜予約
全身麻酔をかけるにあたり術前検査を行います。
【検査項目】一般身体検査・血液検査・必要に応じてエコー検査・レントゲン検査
検査と併せて手術当日の流れ、手術内容や麻酔に関する説明なども行ないますので、ご来院の際は必ずご家族の方がお越しください。
手術は予約制となります。
術前検査後にご予約をお取りいたします。
検査にて問題が見つかった場合には手術を延期もしくは中止する場合もございます。
手術当日
手術前には、血液検査やレントゲン検査で動物の状態をチェックします。
手術前の検査だけで15分ほどお時間が必要になります。
術後
退院時に動物種・状態・性格等に合わせた自宅での経過の見方をお伝えいたします。
動物や病気の種類により手術後の回復は異なります。
激しい運動は避けること
安静・清潔を保つこと
処方したお薬は必ず飲むこと
これらを必ず守ってください。
退院後、気になることがあれば病院までご連絡ください。
再診
1週間後(術後10日)を目安に受診して頂き、抜糸して終診となります。